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熊本・大分地震への思い

こんにちは。千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

突然、九州を襲った2つの大地震。今でも信じられない思いです。
被災された方、ご家族やご親戚などを亡くされた方には、心よりお見舞い申し上げます。
そして、亡くなられたすべての方のご冥福をお祈りいたします。

また、私の熊本の実家のことを気にかけてくださって、声をかけてくださってり、連絡をくださったみなさま、本当にありがとうございます。家族や親戚は皆無事です。

馴染みのある景色が崩れている姿を見るのは本当に辛いものです。
私の育った熊本市内はもちろん、昨年の11月に行った南阿蘇はとても自然が美しい場所で、葉祥明(ようしょうめい)美術館の2万坪の庭から見た雄大な阿蘇の景色は今でも忘れられません。

またそのときに、東海大学農学部の若い学生さんたちが、馬の世話しているのを車窓から眺めて、「こんなのどかな大学生活もあるんだなぁ」とほのぼのと癒される思いがしました。

大分の湯布院は、私が生後半年から3歳頃まで住んでいた場所で、おととしの秋に再訪しました。
多くの観光客でにぎわう、素晴らしい温泉地です。

そんな場所が今は、多くの犠牲者が出て、悲惨な状況になってしまうかと思うと本当に胸が痛みます。

熊本市中央区(熊本城があるところが中央区です)にある実家は、瓦屋根が落ちたり、門柱やブロック塀が崩壊したりしたそうですが、家自体は無事だということです。

家の中は、花瓶や食器が割れて、めちゃくちゃでまだ手も付けられない…と。
私の母は陶器が大好きで、日本各地の窯元を巡っては、お皿や花瓶、コーヒーカップなどを買い集めていたので、これらを失った母の心情を思うと余計に辛いものです。
昨日から水道が復旧したものの、問題はやはり食料だと言っていました。

今すぐにでも現地に駆けつけて、支援物資を届けたいという思いですが、何もできず…ただただもどかしいばかりです。
それでも、母は、毎日たくさんの方からいただくメールや電話がとても励ましになっていて、
「今まで、こんなに人の温かみを感じたことはないよ、本当にありがたいよ。」
と言っていました。
こういうときに、前向きなことを言えるのはさすが九州の女です。強いなぁと思います。

今、私たちにできることは、被災者を思うことや募金をすることくらいしかありませんが、少し時間が経って落ち着いたら、必ず熊本へ行ってできる限りの支援をしたいと思います。

最後に、昨年、南阿蘇の葉祥明(ようしょうめい)美術館に行ったときに購入した詩集「幸せに生きる100の知恵」から詩を3つ引用したいと思います。
葉祥明は、熊本出身の詩人であり、また画家・絵本作家でもあります。


苦しみや悩み事は、
あなたが成長するための
大切な機会。

恐れないで、不安がらないで、
落ち着いて受け入れれば、
いずれ必ず、
それらに感謝することが
できるようになります。


恐れない。
何が起きても恐れない。
それはすべて、
あなたという魂の
人生の計画のうち。
恐れて逃げたりわめいたりしないで、
それときちんと向かい合うこと。

そうすれば、
必ずそれを
乗り越えることができる。
君ならね!


人は、
他人の身体の苦痛と
心の苦悩を、
本当には分からない。
苦痛も苦悩も
その人だけの、特別な出来事。

だからこそ、
想像力と感性を高めて、
思いやりの心で
接しなければならない。

 

アンリュミエール 保戸塚 優美

 

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