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7.32016
もう、我慢しない!サヨナラ顔のコリ。咬筋肥大症・顎関節症との関係
こんにちは。千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
「あごがかたくて、口が思うように開かない!」
「顔が思うように動かず、笑顔がぎこちない!」
という方、いらっしゃいませんか?
それは、顔の筋肉のこりが原因です!
日本人は顔のかたさ、世界一!?
普段のトリートメントで、お客様を触っていて気になることはたくさんあるのですが、特に日本人女性に多いなと思うのが、
「顔がかたい!」
ということです。
ホテルスパ勤務時代も含めて、これまで世界各国、さまざまな民族や人種の顔を触ってきたのですが、日本人の顔のかたさって尋常じゃないです。本当にガッチガチにかたいのです。
具体的に言うと、あごや、鼻の横、目の下、そしてこめかみ、そして頭皮に至ってもかたい人が多いのです。
ここでのかたいというのは、皮膚のかたさではなく、表情筋とよばれる顔の筋肉が凝りかたまっている状態のことです。
日本人はあらゆる部分に力が入り過ぎているのか、常にストレスがかかっているのか顔の筋肉がガチガチにかたまっているのです。
一番わかりやすいのは、あごですね。
咬筋とよばれるエラの原因ともなる筋肉があるのですが、この筋肉がかたくなって、場合によっては「咬筋肥大症」という病気になってしまう人もいます。
詳しくは、こちらの「顔が巨大化!?恐ろしい咬筋肥大症」の記事をご覧ください。
なぜ、あごがかたくなるの?
あごがかたくなる原因は一体何でしょうか?
私が思うに、それは
「我慢」
が影響しているのではないかと思います。
嫌なことがあって、ぐっとこらえて、奥歯を噛み締めているという方はいませんか?
噛み締めるとあごに必要以上の負荷がかかり、あごがかたくなり、張ってきます。
ひどくなると、口が開けにくくなったり、寝ている間に歯ぎしりをしたり、さらには、顎関節症になることもあります。20代~30代の女性に多いようですね。
顎関節症の原因のひとつに筋緊張があると言われているように、あごが固いというのは常にあごが緊張している状態で、それがコリかたまってくるというわけです。
原因は、我慢が美徳の日本文化!?
日本では、自分を抑えること、つまり「我慢」することが美徳と言われてきました。今はかなり変化してきているとは言え、外国人に比べると自分の言いたいことを言えずに、ぐっとこらえているという人は多いのではないでしょうか。
言いたいことを我慢するというのは、人間が内側から発するエネルギー(感情)を口回りやあごの筋肉でぐっと抑える行為です。
筋肉は、顔に限らず、内側から発するエネルギーを抑えるときに、緊張してかたくなります。
例えば、悲しみをこらえるときに、力が入るのは胸の筋肉です。
我慢以外にも、日本人って無駄に笑顔が多いですよね。自然ないい笑顔もあれば、作り笑顔もあります。作り笑顔は日本人の得意分野でしょうか。とりあえず、笑顔みたいな・・・。
笑顔も考えてみれば、我慢のひとつかもしれません。(作り笑いはごまかしですが。)笑顔でいれば、相手にとっては入りやすくないりますが、自分を抑える必要があると思います。
「あなたを受け入れますよ~。」と口元に力を入れて、ニコっと笑顔を作るとき、顎が緊張しています。
鼻の横のコリは、花粉症のせい!?
また最近、日本では花粉症の人が増えたせいでしょうか、鼻の横の小さな筋肉があるのですが、ここがピンポイントで固く緊張している人が多いです。
鼻をすすったり、鼻をかんだりすると、鼻の横に力を入れていると思いますが、これが癖になると大変です。鼻の横の筋肉はほうれい線の付け根です。ここにぐっと緊張すると、ほうれい線がぐっと深くなります。気をつけてくださいね!
最後に、こめかみや頭皮が固い人。これは頭で考え事が多い人でしょうか。いつも、イライラしている人、ストレスが多い人、苦悩が多い人…そんなところでしょうか。こめかみだけでなく、眉間にも力が入り、深い表情じわになっている人もいますよね。
無表情だと、顔の筋肉がたるむので、よくありませんが、余計な力を入れすぎてガチガチに筋肉を緊張させて凝り固まらせてしまうのは危険です。
では、凝り固まった顔の筋肉をどうすればいいのか?ということですが、これはほぐすしかありませんよね。でも、顔って筋肉が複雑に配置されていて、なかなか自分でやるとなると難しいと思います。
それどころか、顔が凝っているという事に自分自身気づいていない方がほとんどです。ほぐされて、こんなに顔が固まっていたのね…と気づくのです。
アンリュミエールのフェイシャルのマッサージは、筋肉が凝り固まったお客様には最初「痛い」と言われるのですが、筋肉の緊張がほぐれるに従って、ほとんどの方がリラックスして寝息を立てて眠りに落ちています。
筋肉がきれいにほぐれることによって、圧迫されていたあごの関節の動きがスムーズになり、口が開けやすくなった方や、目の回りの筋肉がゆるんで、目がパッチリとしたという方、またあごのラインがすっきりしてリフトアップした・・・など嬉しい効果がたくさんあります。
なにより、顔に凝り固まっていた筋肉がほぐれるので、顔だけでなく、首や頭もスッキリとして、爽快な気分になるのです。
もちろん、筋肉を徹底的にほぐすだけでなく、リンパを流す優しいドレナージュも行うので、ダブル効果で、顔が小さくなります。
顔の骨を削らなくても、張った筋肉をよくほぐし、肌の老廃物をスムーズに流してあげるだけで、一回り顔が小さくなったという人はたくさんいます。
ぜひ、一度試してみてくださいね!
アンリュミエール 保戸塚 優美