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9.202017
プロ向けのエステ技術講習「教えることは、自分が習うよりも10倍難しい!」
こんにちは。千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
9月に入って急に忙しくなってきて、なかなかブログを書く暇がなく…
経営ブログシリーズもすっかりご無沙汰して、すいません。
来月10月2日にサロンの開業10周年を迎えるにあたって、もう一度初心に戻る気持ちでブログの方もがんばっていきたいと思いますので、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします!
プロ向けのエステスクールやっています♪
7月から8月にかけて、以前からブライダルシェービングでお世話になっている「ヘアモードキクチ」さんのスタッフさん向けに、フェイシャル講習をさせていただきました!
受講していただいたのは、ブライダルシェービングがメインの店舗で勤務されている20歳と21歳のとても若い2人のスタッフさんです。
2ヶ月間、10回にわたって、オープン前の午前中に当サロンに来ていただき、みっちりと集中レッスンを受けていただきました。
ふたりとも若いこともあってか、飲み込みも早く、スポンジのように柔軟に、次々と知識や技術を吸収してくれました。
もともと理容学校でエステ技術の基礎を学んでいたということもあって、2時間×10回という限られた時間ではありましたが、プロとして通用する技術を身につけていただけたと思います。
また覚えた技術を生かして、メニュー作りをしたり、宣伝媒体に載せたりといった作業もすぐにしていただき、「習っただけで終わり」にならない、「すぐに現場で実践できる」講座となったのは、2人のがんばりのおかげだと思います。
これからも、たくさんのお客様に触れることで経験値を上げて、もっともっと上手になってもらいたいと思います。
従業員教育の成否は経営者に跳ね返ってくる
今回は、ヘアモードキクチのオーナーの菊池さんからのご依頼ということもあり、プロとして通用する(=稼げる)技術を身につけさせてあげないといけないという気持ちが私にも強くありました。
これから将来にわたって施術者として食べていけるための技術を指導するという、趣味の講座とは少し違う緊張感と責任のようなものがあります。
また、研修に行かせた経営者の気持ちとしては、「数字」に直結する=売上につながる技術や知識を学べたかどうかというのが最も重要な点であるということもよくわかります。
今回のスクール費用も会社(オーナー)持ちなので、なおさらだと思います。
経営者としての従業員教育は、一般的な学校(エステスクールなど)で教えることとは、少し意味合いが異なります。
一番の違いは、技術や知識の習得度(うまい下手)が売り上げに直結するということです。
当然、経営者自身の生活にも響きます。
従業員教育が成功するか失敗するかによって、経営者の人生も変わってしまうといっても過言ではありません。
学校では一通り試験をパスさせて卒業させてしまえば、あとはどうなろうと教えた側には直接は関係ありません。
もちろん、学校で学んだことを生かして活躍してくれればいいな・・・と願うことはあると思います。
そういう意味で、従業員教育は教える側にとってもとても重要なことで、真剣に取り組まなければならない仕事のひとつでもあります。
今回は直接の従業員ではありませんが、今後も他のスタッフさんの技術指導や技術以外の接客指導などもさせていただく予定なので、自分のサロンの従業員教育と同等の重みを感じつつ、目に見える数字としての結果を出し続けられるようにがんばりたいと思います。
惜しみなく教える
サロン設立から10年間蓄積したサロン運営のノウハウやエステの技術を惜しみなく伝えていくことが、次の仕事のステップにもつながるように感じます。
もちろん、スクールの受講者さんだけでなく、自分のサロンのスタッフに対してでも同じです。
「教えることは、自分が習うよりも10倍難しい!」
というのを以前、ある経営者の方から聞いたのですが、まさに私も同じことを感じます。
教えることは、自分が学ぶよりも遥かに気を遣いますし、何度も何度も同じことを言うことを苦にしていては、講師は務まりません。
3回同じことを言ってできない人は、それ以上言ってもダメという話も聞きますが、私は5回くらい同じことを言うのは平気です(笑)
習得の理解度もスピードも人によって違いますし、教える側には何よりも根気が必要なのだとつくづく感じます。
そんな気苦労を含めて、自分も成長させてもらっているんだと思い、今後も全力で惜しみなく教えていきたい!と思っています。
アンリュミエール 保戸塚 優美
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